夏のビュッフェ

私の街にはBritannia Hotelという老舗のホテルがあります。数年前にリニューアルオープンし、Speilsalen(鏡の間)は2年前に1つ星を獲得。お友達の40歳のお誕生日をここでお祝いしました。その時に大金をはたいて以来、再び訪れることはなかったBritannia Hotel。最近、フェイスブックでそのホテルにあるPalmehaven(パームガーデン)の【夏のビュッフェ】なる宣伝を見かけるように。

ビュッフェとな!?年のせいか、ビュッフェはちょっと苦手気味。その理由1位はがめつい性格のため、元以上に食べようとしてしまうから。そのせいで食後の苦しみがたまらないのです...でもビュッフェの内容を見ると、【ホタテ、オヒョウ、エビ、タラバガニ、セビーチェ(魚介のマリネ)、キャビア、サラダ、そして熟練のパティシエが作る特別なデザート テーブルをご用意】とある。

魚介のビュッフェ!?ホタテが食べ放題!??ぜひ行ってみたい!!仲のいい友達の誕生日のお祝いという口実で行くことになりました。久しぶりにスカートなんかをはいて老舗ホテルへ出陣。食後に苦しくて後悔するからビュッフェは苦手とは言うものの、やはり【食うぞ~!】と気合いが入ります。メンバーは女3人男1人(←友達の旦那)。開始時間に予約をしたので、テーブルへ通された時にはお料理がキレイに並んでいました。マナー違反とは思いながらも、ついつい写真をパシャリ。デザートが充実しすぎている...ヤバい...

ワインをボトルで頼み、いざ前菜テーブルへ。私はホタテのお皿へ一目散!!ホタテのお刺身の上にイクラが乗っとるぅぅ~❤サーモンのマリネも美味しいぃぃ~❤エビのグリルなんて皿いっぱいに取りたいくらい!!魚介ビュッフェに有頂天の私。前菜の時点ですでにお腹がいっぱいになり始めます...でも心配することなかれ。メインのテーブルは小さめでミニハンバーガー、カモ肉を挟んだマントウ、オヒョウ、ムール貝、野菜。私は懲りずにホタテを追加してます(笑)ホタテですが、本気で【マイ醤油】を持ってくれば良かったと思いました。ホタテのお刺身はやはり醤油が一番です!!

皆で美味しい、美味しいと感激していたのですが、目の前に座っている友達の旦那Fは自分で皿に取った料理を完食せず...どんな食べ方をしているのかと思いきや、なんとすべて1口ずつ食べているのです。そして再び席を立ち、美味しかったものだけを皿に盛りつけて帰ってくる。でもそれも完食せず。彼は確かに細いです。大食いではないのは知っています。どんなにたくさん食べようが、大量に残そうがビュッフェでは個人の自由?でも何か腑に落ちない...自分でよそった物をちまちまと手を付け、大量に残したお皿をウェイターに渡すなんて。食べられないものは確かにあると思います。でも食事のマナーとして、食べられる分だけ取ればいいのに。堂々と残すところに違和感大!!でも反対にFは【この女、皿に取ったものをすべて完食してやがる。がめつい奴だ!】と思ったかも!?誰かと一緒に食事をするって難しいですね。

私は淡々と完食し、同じテンポでデザートにも到達しましたが、3人はハーフタイム。彼らは作戦を切り替え、私が食べているデザートを指して【これ何?】【美味しい?】と聞いてくる。さては美味しい物だけを取ろうという魂胆だな。デザートは【熟練したパティシエ】の腕だけあって、繊細でどれも美味しかったです。お花が添えてあったのも夏らしくて良かったです。

土曜日の夜ということもあり、テーブルはほぼ埋まっていました。私はあんだけ食べたのに結構ケロッとしておりましたが、残しまくっていたFは胃がきりきり痛むと辛そうでした。元気にもりもり食べられるって幸せです☆

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夏のビュッフェ” への7件のフィードバック

  1. これがビュッフェですか?
    レベルが高いですね〜
    お皿の上のものが全て上質なおつまみです。
    この内容だと、わさび醤油とともに吟醸酒が欲しいです🙃
    もちろん辛口の白ワインや泡で完璧なんでしょうけれど、牡蠣や帆立にベストなのは吟醸酒だと個人的には思っています。
    羨ましすぎます。

    食べ物を残すって私にはできません。
    価値観の問題ですけど、命をいただいている訳ですから完食しないと申し訳ないです。
    作っている人たちにも申し訳ないと思ってしまう。
    本気で作ってくれているとわかる食事は特にです。
    ピッツェリアをやっていた時、美味しそうに食べるお客様の姿を見るのが好きでした。
    特に、口に入れた瞬間に驚きの顔をするお客様(田舎の小さな店でしたから期待していない方が多いのです)を見るのが幸せでした。
    その顔を見る為に努力を重ねていたと言っても過言ではありません。
    だから美味しい料理は美味しそうに完食するのがマナーだと思っています。
    持論ですけど。

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    1. パッチングワーカー様
      そうなんです!この老舗ホテルのビュッフェはレベルが高かったです(お値段もですが...)お醤油がなかったのが、本当に残念でなりません(涙)吟醸中ですかっ!今度、日本で試してみたいと思います☆

      日本の一般家庭だったら、【もったいない】【いただいきます=命をいただく】と教えますから、平気で食べ物を残すなんて有り得ないですよね。この友達夫婦は子供に対しても同じで、残すことに対して全く何も言いません。コーンフレークのミルクも平気で残し、シンクへ捨てることを許しています。残すんだったら、かける量を減らしたら?って余計な口出しをしてしまいましたが...(笑)

      いくらビュッフェだからって、お皿によそったものを1口ずつ食べて残すのはマナー違反ですよね。ホテル側だって自信をもって提供しているお料理なのに!私だって作った料理を残されたらいやな気分になります...

      とは言え...ノルウェーで気が付いたのですが、こっちの人って知らない料理が出ると、平気で匂いを嗅いでから食べるんですよ!!これも凄く嫌なマナーだと思います!!

      いいね: 1人

      1. 生産者や料理人の気持ちを考えることがない文化なのでしょうか?
        もしかして生産者や料理人を下に見ているとか?

        日本でも最低の職業トップ(ワースト)テンとかくだらない番組が炎上していますが、感謝を忘れたらろくなことにならないと思うんです。
        老害かな?

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      2. パッチングワーカー様
        ヨーロッパ特有の?個人主義がまかり通っているので、他人がどう思うかより自分がどうしたいかが優先なのかもしれません。生産者や料理人のことを考えて食べるというより、自分が美味しいと思うか満足かという方が大事なのだと思います。なので無理してまで食べる必要はないという結論に達するのかと...
        ノルウェー人一般をいうと、食べ物に関しては保守的で、あまり興味がないような気がします。人権に対してはとても厳しい国なので、決して下に見ているとかそういうことはないです。

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  2. 欧州って朝食がビュッフェってとこも多いですよね。
    日本だと、自分がいくエリアだと、ビュッフェはあまり経験ないなぁ。

    ところで、タカマユゲさん、我が家の嫁はその上を行きますよ(笑)
    どうしても欲張って食べてしまい、腹12分目ぐらいまで食べ、後で苦しんでます。
    先日の土用丑の日のウナギも、昼に食べたら美味しくて、夜もう一度買ってきて食べ、苦しんで寝てました。
    あと、残さないってのもそうですね。僕自身も厳しく育てられて残すのは悪、と思ってたんですが、うちの嫁は更に徹底してて、お刺身のツマもきれいに平らげます。
    けど、焼いたエビの頭、殻や尻尾は食べられず、それは僕が美味しく酒のつまみとして頂いてます。
    僕は食が細いので、少し取って食べて、酒飲んで終わってしまうので、だいたい元は取れません。

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    1. moto様
      朝食がビュッフェというホテルは多いですね!こちらはお寿司のビュッフェがいたるところにあります。

      motoさんの奥様は私のさらに上をいかれるんですね!!さすがに私はお刺身のツマまでは食べないかも...でも写真にあるエビのハサミは食べられるように切れ目を入れてくれていたら良かったのに...と思いました(笑)

      食が細い人にはビュッフェはあまり向きませんよね。いろいろ食べたいのはやまやまだけど、胃がついていかないのですから...

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