余裕だと思っていた精神科での実習。ここにきて、とっても危うくなってしまいました。
先週、優しい指導看護師さんに3人目の赤ちゃんが生まれ産休へ(ノルウェーは男性も2週間お休み)。中間審査は看護師さん不在、大学の先生との2人のミーティングになってしまいました。前もって評価書類は書いてもらっていたのですが、大学の先生、眉間に皺を寄せて「何これ?全然評価になってないじゃない!!時間通りに来た?そんなこと全然評価の対象じゃないし!!はっ?患者とうまくやってる?アナタについてこれっぽっちも書かれてない!!」と激怒。「こんなんじゃ、アナタが実習で何をしてきたか分かりゃしない!!」
数行しか書かれていない評価書を激しくバラバラめくり、ため息をつく先生。びびる私…
「自分への評価は書いたの??」と先生。「評価?書く…べきだったんですか?(いや、そんなこと聞かされてないけど…)」さらに機嫌が悪くなる先生。そしてまたため息…
「あああーじゃあ、いいわ。この場で答えてくれれば!!」と質問をまくしたてる先生、ところどころ質問さえも聞き取れなくてしどろもどろに答える私。血眼で次々に質問してくるので、いったい何を答えていいのか分からない。30分の拷問は2ページにわたる指導看護師へのクレームで終わりました(涙)
内容はと言えば、この学生のコミュニケーション能力にかなりの疑問有り。指導看護師はもっと注意深く評価するべし。質問の意味が分かっていないのか、質問に対する知識がないのか、今の段階での能力に問題あり。実習後の最終評価は指導看護師に委ねられるが、今回の場合、私も評価に参加する責任あり。あわわわわぁぁぁぁ(涙)
一生懸命答えたつもりなのに、その答えは彼女に理解されていなかったらしく、クレームにはところどころ私が疑問に思うところも。産休中のAさんがいてくれたら、きっと色々フォローしてくれただろうに、一人では無力でした。先生が指摘したことに対し、「あっそれはやったことがあります」と言っても、評価書類に書かれてないと一蹴り。このクレームを新しい指導看護師Kさんと産休中の看護師Aさんに渡すように言われました。Aさんはともかく、Kさんはついこの前まで病欠を取っていたので、まだ知り合って3日。これまでの数週間を知りません。このクレームを読んだら、嫌な学生を押し付けられたなと思っちゃうんじゃないかと気が重いです。金曜日の夜でしたが、生まれたばかりの赤ちゃんを抱えるAさんに連絡。すると「大丈夫!ちゃんと合格できるように最終審査のミーティングには来るから!」と。あううぅぅ優しい…
この厳しい大学の先生は精神科病棟専門。しかも重い精神病患者を担当してきたのか、質問も自殺願望の患者やら隔離治療など、私が実習先でさえ聞かないことばかり…精神病の講義も担当したやり手の先生ではあるのですが、とにかく「躁」状態とでもいうのか、エネルギーに満ち溢れていて、話すときも唾を撒き散らさんばかり、そして机をバンバン叩く。私、そういう人ちょっと苦手なんですけど…それはAさんも同じだったらしく、最初の面談の時にびっくりしたようです。面談後、落ち込む私に(この時も言葉の問題を指摘された)「なんか、すごい先生だね…大丈夫だよ。君はちゃんとうまくやってるから。言われたこと気にしないで!」と慰めてくれました。
その言葉を鵜呑みした私も悪かったのかも…実際問題、聞き取りはともかく、何かを説明することや表現することはかなり苦手。「はっ?」って聞き返された日にゃ、もう怖気づいて、さっさとこの場をやり過ごさなければ!!と焦ります。いつも前置詞に不安があります。
「病院勤務になったら、それこそみんな急いでるから早く話すし、素早く理解して、患者さんとのやり取りをスムーズに行わなきゃいけないのよ!!!」これ、前回の実習の時の担当の先生にも言われました。コミュニケーション力、当たり前ですがノルウェー語力は大切です。でもノルウェー人と対等な語学力はきっと一生かかっても身につかないだろうし、そこを毎回指摘されても…しかもちょっとした方言の違いで私には違う言語に聞こえるんです(涙)
そんなうだうだ気分の週末ではありますが、この数週間はまっていたものがあります!なんと編み物☆実習先で気になる患者さんが編み物を黙々としていて、交流のきっかけでもと思って始めてみたのですが、はまってしまいました!!そしてその患者さんとも話せる仲に♪♪もちろん、大学の先生には言っていません。「はぁ?実習中に編み物?」って落雷にあいそうなので…もちろんAさんは理解を示してくれました。
実習中は実習先の編み物セットを使って適当に編んでいますが、家ではスリッパを完成させました。
そしてただ今はまっている食べ物:柿(スペイン産)今年は豊作だったのか安い!!3個で130円です☆
今年は寒くなるのかな?すでに何度か積雪がありました。