飛行機を逃す悲劇

イースターに働くので、その前に連休を作りました。休暇の行き先は2年前に行くはずだったポルト。ホテルは2年前にコロナでキャンセルになった時に貰ったクーポンを使い、航空券はマイルを使ってビジネスクラス!!と経済的な負担はほぼないお財布に優しい旅行(になるはずでした。)

今回はアメリカの短大で一緒だった友達もカリフォルニアから合流。最後に会ったのは10年前、ニューヨークです。友達は長めに滞在し、ポルト→コインブラ→アゾレス諸島→リスボン→シントラとみっちり計画。私はコロナやウクライナ情勢による急な変更を恐れてポルトのみにしていました。

シフトと特典航空券の空席状況上、ポルトへの出発は17時。早番を早退して、荷物を取りに一度家に帰ってから空港へ向かう予定にしていました。ビジネスクラスは無料で2つ預けられるので、雪と氷が張る道をがらがらとバス停まで運ぶことに。時間的にはあまり余裕はなかったのですが特に気にすることもなく。空港バスに乗れば、後はあっという間だし!

バス停に着くと丁度空港バスが止まっていました。悲劇の前兆はこの時にすでにあり→残念ながら運転手さんは私に気づかず出発。あーあ...次のバスは20分後。焦るものの、ちゃんと来てくれればまだ大丈夫。しかーし、その次のバスは時間通りに来ず(汗)遅れて来たバスはというと、「あーダメダメ!満員だから、次のバスを待って!」と運転手さん。次!?いや、もう次とか有り得ないんですけど!!「5分後に次が来るから」とそのバスは誰も乗せず通過。5分後ってことは臨時バスなのかと、心を落ち着かせて待つものの来ない…この時、タクシーで行くことも頭を過りましたが臨時バスが来るって言うしと待ってしまったのです。

悲劇へのカウントダウン...結局、5分後に来るはずだったバスは臨時便などではなく、通常運行のバス。来たのは20分後。さっさと出発してくれればいいのに、この状況を運転手に愚痴る乗客がいてバスが出発できない(怒)この時点で預け荷物の最終時間に間に合わないことが確定。どうしよーーーー!?時間帯はまさに夕方のラッシュ。運転手さんは急ぐこともなく安全運転。

到着と同時にバスから飛び降りて、スーツケースとともにすぐにカウンターへ。が...なぜかビジネスクラスとは関係ない人がカウンターで対応してもらっている。ちょっと待たされて順番が来るものの、対応は冷たい(涙)。「スーツケース2つ?預け荷物の最終時間は過ぎてるよ」粘って「この荷物を搭乗ゲートまで自分で運ぶから貨物室に入れて!!搭乗ゲートは今開いたばかりだから走れば乗るのは間に合うでしょ?(昔、これをしたことある)ビジネスクラスでセキュリティも優先して通れるから間に合うと思うの!」頑張ってゴネると、そのカウンター職員が渋々貨物職員に電話。消えそうな望みを彼にかける。「そうですよね。はい、はい。」
ファイナルアンサー:残念だけど、セキュリティスキャナーを通さないでスーツケースを貨物室に入れることはできないよ。アナタだけならまだ乗れるけど、荷物は置いていかなきゃねえ。

...撃沈...特典航空券だろうとビジネスだろうと、ここのカウンターでは何もできないから、KLMに自分で電話して変更をかけてと。

空港にいたって次の飛行機がないのは分かってるので引き返すしかありません。街へ帰る空港バスの運転手さんには状況を説明して無料で乗せて貰いました。バスの中では放心状態ではありますが、プランBを練ることに。特典航空券の飛行機を逃した場合、どうなるのか...KLMカスタマーサービスに電話するも待ち時間が長くて埒あかない。この時点では明日の飛行機に変更し、復路はそのままのつもりでした。でもカスタマーサービスと話すことができなければそれは不可能。オランダとノルウェーの番号を試すもなしのつぶて。1度は「長い待ち時間なので改めておかけください」とAIから一方的に切られる始末。

家に着いてパソコンで逃した飛行機の予約状況を確認すると、実際乗ってもないのに往路は「スケジュール通り運行中」。復路もちゃんと表示されている。ここで疑問が。往路の飛行機に乗ってないのに、復路のチケットはそのまま使えるのか。往復格安航空券ではできないと言われています。国際線ならなおさら。出国してないのに、海外から帰ってくるってつじつまが合わないし。特典航空券の復路がどうなるのか、これもカスタマーサービスと直接話さないと分からない。復路は使えるとして往路を実費で購入するか?検索をかけてみると、KLMだと片道ですでに10万超え。しかも夜遅く着。このプランBは却下です。

結論1:できるか分からないけれど、特典航空券のキャンセルをかけました。マイルと手数料がすべて戻ってくるのかは手続きに数日要するするらしく不明。電話対応が不可能なので、ネット上でキャンセルをかけて待つしか選択肢がありません。
結論2:スターアライアンスでチケットを取り直しました。一人旅だったならポルトを諦めるところですが、10年ぶりに会うアメリカ人の友達はすでにポルト入りしています。大出費になるけど、行くしかない!!

飛行機を逃す悲劇、実はこれが初めてではありません。前回はなんと違う飛行機に乗り込んでしまい(なぜ乗れたのかは未だ分からず)、席指定がない飛行機だったので好きな窓側席で出発を待っていました。出発ギリギリで名前を呼ばれ、違う飛行機に乗り込んでいたことが判明。チケットを機械で確認し、搭乗後もCAが確認したのに!結局、乗るはずだった飛行機は私なしで出発。スーツケースも降ろされていました。この時の目的地はベルリンでして、その日のうちに違う飛行場に移動してチケットを買い直しました。もちろん、リストにない乗客を乗せたLCCにクレームを送りましたよ。返事はすべて自己責任。チケットを機械がスキャンし、CAが確認してもこんなことが起こりえることにビックリでした。

ちなみに今回の出費はベルリンの時の6倍です。エコノミーで乗り継ぎ2回、トータル9時間ですが食事なし。飛行機の中で食べようと、思わずToo good to goをポチってしまいました。思わぬアクシデントにもめげず、ポジティブ思考でポルトを満喫しようと思います。

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飛行機を逃す悲劇” への4件のフィードバック

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