リレハンメルで研修会

年1度の消化器科看護師の研修会が、今年もリレハンメルで開催されました。職場では希望を募り、病棟選抜で参加できます。私は2019年に働き始めてから初めての参加。研修会参加費・交通費・滞在費は基本職場持ちとなりますが、個人的に看護師協会(NSF)の奨学金を申し込んで資金調達することを奨励されます。私がNSFから貰った奨学金は6000クローネ(8万4千円)!!この奨学金は3年に1度申し込めるらしい。なんて太っ腹☆

研修会は木曜日の午後から土曜日の午前中までだったのですが、この週末は(金)から(月)までの週末出勤...確か去年も週末出勤で参加を諦めたのだと思います。100%で働く私には週末出勤を交代するのは難題でして、どうしたものかと思っていたら、上司からあっさり【あっ、リレハンメルに行く週末は心配しないで!】と。【心配しないで】ということは上司が代わりに働く人を探してくれるということですが、私が出勤できない(金)と(土)の給料は減らされるのでしょうか?

リレハンメルまでは電車/バスで5時間半。冬はどこもかしこも雪!!内陸はマイナス15℃以下と寒々しい【世界の車窓から】となります。

研修会は滞在するホテルで行われたので、2泊3日ほぼ缶詰め状態。ノルウェー国内280人の消化器科看護師が出席していたようです。内容自体はとても興味深いのですが、なんせ皆さん遠慮なく【御国言葉】を話すのですよ。外国人の私は色んな方言を聞き取らなければいけなくてグッタリ...脳の疲労度がハンパありませんでした。

この研修会、1日中座っているだけなのに、休憩のたびに飲んだり食べたり。ここまで食べ物や飲み物が豊富な研修会は今まで経験したことがありません。ホテル内ではいたる所にカフェマシーンがあり、休憩のたびに果物、チョコレート、ケーキ、ペーストリーがテーブルに並びました。研修会の横の部屋では製薬会社がブースを出しており、これまたそれぞれのブースでリンツのチョコレートを配っている...説明を聞きに行っているのやら、チョコレートを集めているのやら。私はいつの間にか後者に(笑)各ブースをまわって気が付いたのは、武田薬品の活躍。炎症性腸疾患に特化したサイト【IBDステーション】も運営しています。

金曜日はお天気もよく(でもマイナス15℃以下!)、研修会を抜け出して街に行く人もちらほら。私はホテルの周りをウロウロ。30年前の冬、ここリレハンメルで冬季オリンピックが開催されましたが、ここだったら雪不足の心配は絶対なさそうです。

2日とも20時から夕食だったのですが、なんせ280人の看護師+数十人の医者がいるわけで、デザートを食べ終わったのが22時半。私はワインも控えめに、睡眠優先で過ごしました。ちなみにアルコールはコーヒーとは違い、さすがに大盤振る舞いとまでいかず!グラス1杯のみが無料でした。

リレハンメルの街には帰る日にちょっと寄ったのみ。ホテルから雪道を下る、下る...歩くよりも滑った方が安全そうです。リレハンメル、高齢者には過酷な街ではないですか?この週末はちょうどオリンピック30周年記念をお祝いしていました。リレハンメルオリンピックはよく覚えているけれど、当時はノルウェーの街だなんて知らなかったなぁ~

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