家路への長い道のり

ロシアのキエフ侵攻が長引く中、ヨーロッパと日本の飛行機も迂回ルートが定着しました。通常ならヘルシンキ→東京は9時間ちょっとと最短で帰れるものの、今回はプラス数時間の飛行です。しかも私の住む街からの乗り継ぎが悪いため、オスロまでは夜行電車で移動。今回の家路への長い道のりは
・電車でオスロまで7時間
・オスロ→ヘルシンキ 1時間20分
・ヘルシンキ→羽田 12時間20分(50分ほど早く到着)
・羽田→実家の街 1時間45分

オスロ→ヘルシンキ

6時台にオスロの空港に着いたので、さすがに早朝の空港は空いています。フィンエアーのカウンターも列なしでした。この時点で【日本行きね。陰性証明持ってるわよね?】と聞かれたので、てっきりHelsenorgeの結果かと思ったら、【紙を持ってないの?】と。ここですでに日本が提示するフォーマットの陰性証明書を見せなければいけませんでした。

保安検査場を通過すると、中はいつも通りやはり混み合っていました。ヘルシンキ行きはほぼ満席。もちろんマスクをしている人はいません。ヘルシンキの空港は思ったよりがらがらで、閉まっているお店が沢山ありました。コロナ前はアジア系でごった返していたのに。ちなみに空港の改装は未だ終わっていません。14時発JALの日本行きゲートはそれこそ人がいない状態。しかし搭乗前にアプリ登録の確認をしていると、10分おきに放送が流れていました。確認するのはMySOSが緑色になっており、QRコードが作成されていること。ネットのつながりが悪く、私はQRコードを見せることができなかったのですが、陰性証明書さえあれば特に問題なしでした。

ヘルシンキ→羽田

今回のJALでの帰国ですが、搭乗率は今までの帰国で一番少なかったように思います。13%くらいだったのでは?ヨーロッパ在住の人達にとって、ヘルシンキよりフランクフルトの方が交通の便がいいのかもしれませんが、水際対策が緩和された割には少ない...思うにJALの5-6月の運航スケジュールの発表と反映が遅れたのが理由にあるのではないかと。また日によってはフィンエアーが夕方から成田へ飛んでいるので、そちらを選ぶ人が多いのかもしれません。私の席の周りにはそれこそ誰も乗客がいない状態でして、3+4+3の座席の4つを贅沢に使って横になることができました。横になって寝られると、足のむくみがほぼありません!!予定の飛行時間は13時間15分でしたが、これがもし満席だったら相当な疲労度だと思います。そんなガラガラ状態ではありましたが、もちろんマスク着用です。

前回同様、JALのサービスは流石でした。イヤホンをしていて気づかなかったのですが、どうやら前の方で赤ちゃんが泣いていたらしく、CAがわざわざ耳栓をくれたり、またお手洗いは毎回お掃除がされていました。食事は2回。どちらも美味しかったです。途中、おやつにマフィン2つが配られました。飲み物やおやつも豊富で、私は周りに誰もいないことをいいことに、梅酒と日本酒を頼んで亀田のおせんべいをつまみに晩酌(笑)人目を憚らず寝っ転がって映画を観たり、音楽が聴け、快適そのものでした。

羽田へは定刻よりも50分早い到着。ファストトラックも導入されていることだし、国内線乗り換えまで2時間半あるので大丈夫だと思っていました。しかーし、これが大きな間違いでして...予想していない事態に見舞われ、国内線には間に合いませんでした(涙)

羽田→実家の街

国内線乗り継ぎに間に合わなかったので、国内線ターミナルではまずJALカウンターで変更をかけて貰うことにしました。間に合わないであろうことはもともと予想できていたので、ノルウェーにいる時点で変更をかける努力はしました。しかし、フィンエアーのサイトからやるとシステムエラーでできず。カスタマーサービスの電話は1時間待ちなどざらで、かける気にもならず。またチャットロボットじゃ変更はかけられないので、日本に帰るまで待つことにしました。その経緯などを説明すると、超過料金などもなく1時間後の飛行機に変更してくれました。ただ変更はシステム上複雑だったらしく、15分ほど待たされました。

チケット変更後、さっさと2つのスーツケースを預けて、羽田空港土産を見に行こう意気込んでいました。しかし、ここでも予想していなかった事態が。国際線から移動してきた実習生の団体らしき人達が預け荷物のカウンターに長蛇の列を作っていらっしゃる...いやぁ、それぞれが何やらすっごい荷物を持っていてですね。それを見た時点で、次の飛行機も間に合わないんじゃ...と思いました。ひとまず団体の後ろに並んで途方に暮れていると、JALの方がすぐ声をかけてくれ、優先対応してくれました。どうやらJALの職員も団体さんの対応に困っているらしく、カウンターでは【日本人のお客様を優先的に対応するように】と話しているのが聞こえました。差別とかではなく、どうやら彼らの荷物の量と重さに問題があるのが理由のようでした。

この優先対応のおかげで、残りの数十分をお土産探しと食料調達に使えたので、私はとても助かりました。しかし結局この実習生らしき団体さんも同じ飛行機だったわけです。私達が搭乗後、出発間近にぞくぞくとこの団体さんが乗ってくる...手荷物が重いのか、自分達で運べず&棚に上げきれず、CAが総出で手伝うことに。出発時刻を過ぎてもまだ乗り込んでくる...同じ列に座ってたやり手そうなビジネスマンが5分過ぎた時点で、厳しいクレームをCAの一人に言っていました。JALの職員のせいではないし、かと言ってこの団体さんを置いていくわけにはいかないし。ついにはパイロットから直々のお詫びまで放送されました。国際線からの乗り継ぎのお客様をお待ちしているため、また彼らの荷物を貨物室に入れるため遅れが出ていると説明。一番の問題は彼らの超過荷物だったと思われます。ビジネスマンはチラチラ時計を見ながら、舌打ち。私は離陸後は爆睡していたわけですが、ビジネスマンはその後席から消えておりました。もしかしてアップグレードを要求したのかも?あのクレームの仕方だったらあり得るなぁ~

今回の帰国、国際線はスムーズでしたが国内線でハプニング。これから水際対策がさらに緩和されるようですが、まだまだ提出するものやアプリのダウンロードはあるわけで...外国人観光客や実習生の団体が入国できるようになると、混雑や混乱は避けられないのじゃないかなぁと心配です。

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