ムーミンカップが欲しいだけ

12月の献血が不発に終わり、そろそろムーミンカップも納入されているだろうと献血の予約を入れました。

外は-10℃の世界。なるべく外を歩くのを回避すべく、看護学がある大学のビルから病院内へ移動。2階はすべての科に繋がる通路があるので、医療関係者や患者さんが行きかう中、いざ献血センターがあるビルへ。今回こそ、ムーミンカップはあるでしょう!という期待半分、もしまたなかったら...と弱気なる。

前回同様、今回も人が少ない。受付を済ませ、タブレットを貰い、席に着くと同時にいつもの戸棚に目をやると...

空だ...ムーミンカップなあああああああああーーーーーい!!!

さっきまでカップがあったが如く、そこの戸棚だけ空いてる。しばし戸棚を眺めて放心...

献血を終えたばかりの男性が戸棚を見て、受付の人に【あのームーミンカップが欲しいんだけど、カップないの?】とまさしく私が今聞きたい質問をしてくれた。

受付:残念ながら、カップはないのよ。他の商品を選ぶか、募金をお願いします。

男性:次回来た時にカップを貰うことはできないの?(それ、私もめっちゃ気になるわっ!!!)

受付:それは無理なの。今ある物の中から選んで。それか募金を...

男性:そう...

男性は残念そうにバスタオルを選んで去って行きました。タブレットに映し出される問診表を途中まで答えた状態で、自問自答する私。どうしよう...今日もやっぱり止めて帰るか??急用ってことにしようか...?結局、戸棚の中に佇む【折り畳み傘】を貰うことにして、献血を続行。

個室の問診では、日本に興味があるというバイオエンジニアの女性とちょっと談話。私がヘモグロビン値やフェリチン値を確認するので、【アナタ、なんの職業?】と(笑)今回は鉄剤を出してくれました。そして...せっかくなので聞いてみました、ムーミンカップ事情!!

カップがないことが2回続いているけど、定期的に入って来る日にちまたは曜日が決まっているのか。

バイオエンジニアの女性曰く、フィンランドから不定期で届くのだけど、ムーミンカップは人気なのですぐに無くなってしまうとのこと。(本当に不定期なの??と2回訊き返してしまいました)

イッタラのワイングラスはもうしばらく見ていません。もしや、ムーミンカップも廃止になるのでは...??もしそれを発表したら、絶対献血人口は減ると思いますけど...まさか嘘ついて、いつか届くと言ってるだけ!???

いざ献血ルームに入ると、若いバイオエンジニアの女性が異常に質問してくる。リラックスさせるためなのかなぁ?私は針を刺されるところを見らずにはいられないので、いつも凝視。すると、【献血は誰かに勧められたの?家族とか?友達とか?】という質問が投げかけられる。

【いえ、ムーミンカップが...】と即答する私に、【はっ???】と手を止める女性。【ムーミンカップを集めるためです】と馬鹿正直に答える私に、女性は苦笑い。いやいや、献血で集めてる人めっちゃいると思いますよ!!

20190123_170136この日、血液検査+献血の450mlで、ほぼ500mlを寄付。泣く泣く折り畳み傘を貰いました。真っ黒の傘に光る【GiBlod.no】(【献血.jp】のようなロゴ)。

私の献血後、カップがあるであろう空の戸棚にバスタオルを入れる職員。今朝までカップはあったのだろうか?

次回こそ、カップを確認してからの予約にしよう...と心に誓ったのでした。

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