消化器内科実習の中間審査

看護学最後の実習になるであろう消化器内科での中間審査がありました。

結果は...合格!!!(文句なしのお墨付きで☆)

でもこれは実習先の指導看護師からの合格であって、大学の担当の先生はなぜか不満気...計画書に書かれているこれは達成できてたか、この看護手順はやったことがあるか、患者とのコミュニケーションはどうか、電話は取っているかなどなど質問攻め。そのたびに指導看護師が擁護してくれました。

今回担当の大学の先生は、前回の実習の時の担当の先生から私を引き継いでいます。もちろん80%ネガティブな情報を引き継いだと察しています。そのせいか、なにかにつけ【言葉】と【コミュ力】を指摘してくる!最初のミーティングの時も、オペラ歌手張りの声で高々に【ÆÆÆæææææææ!!!ØØØØøøøøøøø!!ÅÅÅÅåååååå!!!を練習しなさい!!】と指導看護師をびびらせておりました。

中間審査ではオペラ歌手張りのÆØÅ発声はなかったものの、患者が言っていることを理解しているか、患者は問題なく私を理解しているか、他の看護師とのやり取りはどうかに固執。指導看護師も段々イライラしてきたのか、「前回の実習がどうだったか知らないけど、私達の科では何の問題もありません!患者さんからも気に入られているし、私なんかよりもずっと順序立てて物事を進めています」と褒めてくれました。もちろん、「患者さんとのちょっとしたやり取りをもうちょっと頑張りましょうね」とは言われました。

私自身は申し送りのたびに撃沈しています。ここ1-2週間、グループリーダーとして4人の患者を受け持っていますが、その日にあったことを整理するので精一杯。でも引き継ぎの看護師達がその4人を知っているとは限らず...ということは、入院の原因、病歴、入院してからの経過報告、検査・診断報告、その日の報告、予定されている検査や治療報告(もちろんすべてノルウェー語で!!)x4人分となります。申し送りギリギリまでバタバタしているのに、さあ座って4人分の情報を!!!と言われても、頭が真っ白になるばかり(涙)はて、なんでこの患者は入院したんだっけ???と時が止まってしまう有り様。知らない専門用語がでるたびにそれだけ脳の記憶容量を使うわけですよ。単語を見れば意味は分かるけど、発音ができない単語も多いし...4人のその日の状態はすらすら言えても、その他はほぼ記憶の【ゴミ箱】に入っている状態です。脳の疲労度が凄まじい...

消化器内科20年以上の経験を持つ指導看護師は、学会の発表の如く、すらすらーと4人分の情報がすべて出てきます。記憶力もさることながら、その申し送りの構成力も素晴らしい。感動して聞きながらも、1日の終わりでもある申し送り中は「スゴイなぁー検査数値もすべて覚えてるぅぅー!あーこれは昨日の申し送りで聞いたことだぁ...Zzzzzzzz」状態であります。

ここの科の新米看護師(1-2年)でもグループリーダーはなかなか務まらないらしいので、この申し送りもそれこそ練習あるのみだそうです。にしても、引き継ぎの看護師さん数人を前にしばし記憶が飛んで、放心してしまう状態を改善しなければ...

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