里親探し

大雨が降る前の7月4日、道路わきの原っぱで衰弱している小さな子猫を実家の母様が保護しました。その日はとっても暑くて、どう考えてもこのまま置いて去れる状況ではなかったそう。動物を飼っているいる人なら誰もが葛藤すること。ペットは可愛いが、家を空けられない…

我が家にはすでに全盲の猫さくらがいるため、家は空けられませんが、それでも母は「さくらも後5年生きるかどうかだから、そしたら心置きなく旅行に…」が口癖でした。それが…また【新生児】を保護!!!!

母様、孫育てもしたことありませんが、実は子猫も育てたことがありません。我が家で生まれたさくらも私がミルクをあげ育てました。そんななので、子猫がオスかメスかも分からないとおっしゃる。里親を探すにしても、「どこかにチラシを張って…」と時代遅れなことを言うし、とてもとても里親が見つかるとは思えない。

【白茶トラ】とは言うものの、写真を私に送るにしても有り得ない方法を取る。

!!!デジカメで撮った後に現像して郵送!!!

あのぉー1週間以上かかるんですけど??デジカメで撮って現像って何ですか?ケータイで撮ってすぐ送信できるっていう時代に…

もちろん、母様はネットを使って里親探しなんてできない&それを責めようものなら、連日35℃以上の日本で生活している母様はイライラ爆発です。子猫はどんどん成長するのに、急ぐ風でもなく、「もう暑くてね…いいわよ、見つからなければ見つからないで」と言い出す。あのぉ…老猫さくらのこと考えてます?元気を取り戻した子猫は、母様の足をよじ上り、カーテンを駆け上り、もちろんさくらにも突進していきます。目が見えない老猫にとって、ストレスは如何ばかりか…それでなくても暑いのに…

しょうがないので、私がこのノルウェーから遠隔操作でネットに里親募集を出しました。写真はどうしたかというと、郵送で届いた現像写真をさらにケータイで撮りました…結局、オスだということが後から判明。

可愛いけど、この鼻の横が黒いのは汚れ?それとも模様??電話で話している時も、母様の生足に攻撃をしかけ、かじかじ噛んでいるようで、「イタタタ…痛いって!!!」っと足でどけているよう。そして子猫はさらにハッスルして足に飛びつくらしいです。暑さでイライラ、生傷でイライラ…電話も早々に「お風呂入るわ」と切るし、イヤな感じです。

この子猫、保護した時からほとんど鳴かないのだとか。鳴くのは大をする時のみ。一人遊びも上手で、自分の長い尻尾を追いかけたり、置物に突進して猛ダッシュして逃げたりして遊んでるらしいです。そして気が付けば、所構わず転がって寝ているという…

保護してすでに2週間経ち、名前はひとまずキムとつけたらしいです。由来は…7月4日をひっくり返して4/7でヨナ→キム・ヨナの【キム】にしたそう。変なの...

ケータイで写真を撮って送ることが可能なのに、ガラパゴス在住の母様には習得不可能な技術らしく、私には電話でしかキムの成長を知ることができません...何よりも早く里親が見つかって、さくらの平穏な日々を取り戻してあげたいです。

にほんブログ村 海外生活ブログ ノルウェー情報へ

コメントを残す